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導入事例

サントリー「特茶 健康チャンスNAVI」への導入

サントリー食品インターナショナル株式会社「特茶 健康チャンスNAVI」へSilentLog Analyticsを提供

サントリー緑茶「伊右衛門 特茶(特定保健用食品)」(以下、特茶)ブランドでは、普段の生活の中で、例えばエスカレーターではなく階段を使うなどといった、健康にはつながるものの、少し面倒に感じる行動を“チャンス”と捉え、健康のために、生活習慣・行動を変える「きっかけ」を「健康チャンス」と称して、2021年3月までのアプリサービスを刷新。 「健康チャンス」を「特茶 健康チャンスNAVI」で訴求・提案しています。この「特茶 健康チャンスNAVI」に位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」が採用されています。

インタビュー

健康を保てる理由は”機能”だけでなく”意識付け”にあった

特茶は、2013年に体脂肪を減らすのを助ける食品として開発し認可を得て発売。その後、健康に着目したアプリ「特茶 健康チャンスNAVI」を開発した。レイ・フロンティアのSDKを使って移動情報を得て、ユーザーの行動に気づきを与えていくこのサービス。今回は「特茶 健康チャンスNAVI」の企画を手がけてきたサントリー食品インターナショナル株式会社ジャパン事業本部ブランド開発事業部 課長の溝本将洋氏にお話を伺った。

サントリー食品インターナショナル株式会社・溝本氏)

2013年の発売開始から、7年連続でトクホ茶市場No.1※の売上を誇る特茶。そんな特茶だが、溝本氏によれば、数年後にはプライベートブランド(PB)等を中心に、その他の特定保健用食品が安価で流通し始めたことや、異なるジャンルのトクホ商品の新発売、健康系サービスの乱立などもあり、特茶を取り巻く市場は常に変化をしてきているという。

※トクホ茶市場「伊右衛門 特茶」インテージSRI 141月~1612
インテージSRI17年1月~2012月各年累計販売金額
業態:スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア計

そんな環境の中で、特にリピート率の高い方に対し”特茶を飲み続けている理由”のヒアリングを重ねる中で、”機能面のみに期待し、購入・愛飲されているのではなく、飲むこと自体が健康維持のきっかけになっている”という発見があったそうだ。

「健康食品は認可取得までに4年近くの実験を重ねて開発しています。身体的効果はもちろんあると思っていましたが、お客さまのインサイトを突き詰めた結果、特茶という毎日飲むお茶だからこそ出来るサービスを検討できないか?と考え、『意識を変える』ことにフォーカスしました」と溝本氏は語る。

特茶 健康チャンスNAVIの始まり

(アプリ画面の一部サンプル)


そこから、商品開発のみならず、体重、食事、歩数、特茶を飲んだ日の記録管理ができるアプリ「特茶 スマートアプリ」の開発を本格的に開始し、2019年4月にローンチ。一定期間後にアプリのデータを見返してみると、実際にアプリ利用を継続している人は、きちんと特茶の購買も続けていたそうだ。そこで、溝本氏は、このアプリを、人の生活に溶け込んで、より意識と行動を変えていくものにしたいと思ったという。ユーザーが頑張らなくとも自然と取得できるデータは何かを考え、位置情報取得機能をアプリに追加することにした。この時、連携システムとして挙がったのがレイ・フロンティアの位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」だ。

SilentLog Analyticsは以下3つの機能を持つ(現在、アプリに提供している機能は①と③)。

①移動、 および行動状態の種類を自動で判別する機能
②適切なタイミングでお知らせを配信する機能
③機能に必要な技術提供(機械学習、 ディープラーニングによる分類処理)

2021年4月には、位置情報を活用したリニューアルアプリとして「特茶 健康チャンスNAVI」がリリースされた。リリース後にデータを分析してみると、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛があったものの、ウォーキング等を継続できていた人が一定数おり、このアプリを通して健康維持に向けたアクションを習慣化できている人たちがいることがわかった。

「このアプリのペルソナは、『やりたいけれど、できていない』が悩みの方々。どんな時にどういうことを言われると嫌な気持ちにならないか、やる気を喚起できるか、というユーザー視点のシミュレーションを何度も行いました」と溝本氏は言う。歩く距離、起床時間といった健康に良いアクションについて、1日単位だけでなく1週間単位で、ユーザーがアプリとともにどういう感情を抱くか、チームで議論を重ねた結果、誕生したアプリなのだそうだ。

自動的にログが貯まることが人の行動と意識を変える

(左・溝本氏、右・レイ・フロンティア代表の田村)


「特茶 健康チャンスNAVI」は、2020年10月に開発に着手、同月下旬にはレイ・フロンティアと打合せ、2021年4月でリリースというスピード開発となった。ユーザーの感想を見てみると、「知らず知らずの間にログが貯まっていくことが嬉しいというコメントがありました。きちんと見てくれているとユーザーが感じられることが、アプリ利用を継続いただくにあたって、大切なのだと思います」と溝本氏は語る。

実は、レイ・フロンティアの田村代表も、記録をつけるのが元々好きだったそうで「私はログを残すことの価値を人にもわかってほしいと感じることが多かったのですが、どうしても面倒に感じる人が多いようだと思っていました。それであれば、自動でログが貯まるサービスがあればいいのでないかと考え、SDKを開発したという経緯があります」と語った。

レイ・フロンティアとの連携を一番推したのは実は溝本氏だそうだ。「結果としての健康はうれしいものであるが、提供できるのはプロセス。やっていることの楽しさ、達成感が肝であり、そこに負荷をかけないことが大事。アプリログ連携先はかなり調べたのですが、ユーザーにアクションを求めるものが多かったのです。でもSilentLogは、自分でもやってみたらとてもスムーズで、面白かった。田村さんとこうして、自分が大事に思っていた価値観が合致していたこともうれしく思います」と溝本氏は話した。

移動やログを価値にしてヘルスケアを推進する、という点で共感した二人。

今後、特茶 健康チャンスNAVIはどのように進化していくのか。「移動に合わせてポイントを付与し、そのポイントを還元して商品を購入してくれるような機能ができればと思っています」と溝本氏は言う。

日常の何気ない行動が価値に変わり、健康管理につながる時代がやってくるようだ。

 

提供サービス

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