技術・トレンド
レイ・フロンティアはこれまで、位置情報や行動データの解析に強みを持つテックカンパニーとして、ユーザーの無意識な行動や状態を可視化する技術を開発してきました。
そして今、私たちが新たに注目しているのが「音声による情報体験の進化」です。
なかでも今回は、「研修資料を読む時間がない」「移動中に効率よく情報収集したい」といった悩みを一気に解決してくれる、Google NotebookLMの音声概要生成(Audio Overview)機能に着目しました。
実際に社内講習会のスライドを使ってこの機能を試してみたところ、わずか数分で自然なナレーション付きのWAV音声が自動生成され、大きな手ごたえを感じました。
この記事では、その手順・感想・活用方法をご紹介します。
Googleが提供するNotebookLM(ノートブック・エルエム)は、PDF・スライド・テキストなどの資料をAIが理解し、要約や質問応答、さらには音声ファイル(WAV)として自動生成してくれる次世代ノートです。
公式サイト → https://notebooklm.google.com
・複数資料を統合した自動要約&QA生成
・自然なトーンのAI音声(TTS)でWAV化
・50カ国語以上に対応しグローバル展開も可能
・ノーコード・短時間での活用が可能
社内で行った「コーディングAIエージェント講習会」のスライドを使い、音声要約ファイルの生成テストを実施。
発表に使用するスライド:PDF形式
1、NotebookLMにスライドをアップロード
2、「音声概要を作成」ボタンをクリック
3、数分後、AIナレーションのWAVファイルが出力完了!
レイ・フロンティアでは、これまで「移動データ」や「生活行動ログ」の可視化に取り組んできましたが、音声データとの組み合わせでUXは大きく進化すると確信しています。
・まるでポッドキャストのような自然な会話調
・要点がしっかりまとまっていて理解が早い
・耳で情報を得る体験は、移動中や運転中に最適!
音声トーンやスタイルのパーソナライズ
私たちは今後、以下のような音声×行動データ活用領域に取り組んでいきます
・営業支援における音声記録・日報作成
・人とツールを繋ぐ音声フィードバック・会話型アプリ
・自動車・モビリティ業界におけるドライブ中の音声操作
音声概要生成は、研修・教育・情報共有の効率を劇的に高めます。
レイ・フロンティアでは、SilentLogなど自社技術との連携を視野に、「行動×音声」のUX設計を推進中!
ぜひご活用ください。
A. Google Workspaceアカウントがあれば、基本機能は無料で使えます。音声概要は段階的にリリース中です。
A. TTS(Text-to-Speech)とは思えないほど自然で、会話形式の読み上げがとても聴きやすいです。
A. はい。SilentLogなどの自社技術と音声入力の連携をテーマにしたPoCも実施しています。
A. NotebookLM は現在、個人の Google アカウントと、(NotebookLM を利用可能としている)Google Workspace ユーザーまたは Google Workspace for Education ユーザーが利用できます。
A. 社外公開前には、元資料の著作権・ライセンスを必ずご確認ください。
【お問い合わせ先】