技術・トレンド
この度、レイ・フロンティアが開発・提供する行動分析ツール「SilentLog Analytics]により、新エリアオープン前後2週間の人流データを分析しました。
位置情報をもとに匿名化処理を施したデータを活用し、来園者数の変化、滞在場所の傾向、滞在時間の違いなど、注目の変化を可視化しています。
東京ディズニーランドに新エリアがオープンし、アトラクションには以下の3つが登場しました。
・🏰 美女と野獣 “魔法のものがたり”(ライド型アトラクション)
・🤖 ベイマックスのハッピーライド(ロボット操縦型アトラクション)
・📸 ミニーのスタイルスタジオ(ミニーマウスとの撮影施設)
新エリアのオープン後、2020年10月2日(金)に来園者数がピークに。
前週の同じ曜日(9月25日)と比較して約4割増加していることが明らかになりました。
さらに、隣接する東京ディズニーシーとの来園者数比較では、期間中を通じて東京ディズニーランドの方が約4割多く、10月2日に限っては約6割多いという顕著な差が出ています。
以下は来園者数の推移です。
新エリアオープン後の10月2日(金)に来園者数が最も多く、前週9月25日(金) との比較では約4割増加しています。
東京ディズニーランド 来園者数推移
東京ディズニーランドに隣接する東京ディズニーシーの来園者数と比較しました。
新エリアオープン初日(9月28日)には、美女と野獣エリア周辺に滞在者が集中している様子がデータからも明らかに。
特に「美女と野獣“魔法のものがたり”」は、物語の世界観を体験できる待機エリアも含め、訪問者の満足度が高く、長時間の滞在につながっていると考えられます。
新エリアオープン初日9月28日(月)の来園者の滞在場所です。
来園者 滞在場所
新エリア付近の密度が高い事がわかります。
新エリアオープン後には、滞在時間が平均で約2時間延びる傾向が見られました。
これは、新施設の注目度や体験の充実度が、訪問者の園内滞在時間に大きく影響していると考えられます。
新エリアオープン前の1週間(9月21日から9月27日)とオープン後の1週間(9月28日から10月4日)の滞在時間を比較しました。
山が高いほど、対象の滞在時間に該当する人の割合が多いという事になります。
新エリアオープン前の1週間(9月21日から9月27日) 滞在時間
新エリアオープン後の1週間(9月28日から10月4日) 滞在時間
オープン前の1週間は220分(3時間40分)前後滞在する人が多いのに対して、オープン後の1週間は滞在時間が増加し340分(5時間40分)前後の滞在が多い傾向でした。
新エリアは感染対策の為エントリー方式で運営しており、パスを入手できた際に並ぶ事ができます。美女と野獣 ”魔法のものがたり”では待機スペースも物語の世界観であふれているようです。
・期間:2020年9月21日(月)~2020年10月4日(日)
・エリア:東京ディズニーランド
・データ元:SilentLogアプリによる匿名化データ
この分析に使用したのは、弊社が提供するスマートフォンアプリSilentLog(サイレントログ)。
ユーザーの同意のもと、位置情報をもとに日々の行動を自動記録・可視化できるアプリで、マーケティングや観光、都市開発、実証実験など様々な分野でご活用いただいています。
📍公式サイト:https://silentlog.com
・所在地:東京都台東区台東2-26-8 KSビル301
・代表取締役:田村 建士
・事業内容:
- 人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」の開発・提供
- 行動データの収集・可視化・定期レポートの提供
- 位置情報を活用した新規事業支援や実証実験
📩 E-mail:info@rei-frontier.jp
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