レイ・フロンティア

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AI分析とUI/UX設計を組み合わせた
位置情報アプリ開発を支援

「日経ムック」掲載記事

レイ・フロンティア株式会社
代表取締役

田村 建士

自社で位置情報データを管理・蓄積し、そのデータを活用しながらクライアントのみならず、ユーザーにまで寄り添ったサービス提供を行うレイ・フロンティア。
その製品やサービス提供への思いを代表取締役の田村建士さんに聞いた。

ユーザー目線でのアプリ開発
自社で蓄積したデータも保有

創業時から、位置情報や移動データ、人の行動に関するデータ分析やアプリ開発を行ってきたレイ・フロンティア。
「スマートフォンのアプリ開発をメインに手がけるほか、アプリをインストールしたユーザーの移動データ(位置情報、加速度情報)を獲得し、自社のサーバーで蓄積しています。さらに蓄積したデータを分析し、活用したい企業への提供も行っています。データ分析事業は企業側のメリットが強くなりがちですが、弊社はサービスを利用するメリットを主軸に開発を進めています」
そういったユーザーのことを考えた製品のひとつに「SilentLog Analytics SDK(SDK)」がある。
「SDKは、クライアント企業がサービスを開発するにあたってデータを獲得する必要がある際に、簡易的にユーザーからデータを収集し、そのデータから得た分析結果を基にユーザーへフィードバックするものです」
SDKによって、スマホに搭載されているセンサーからデータを収集することで、移動スピードなど従来難しかったユーザーの徒歩・電車・自動車等の移動種別を、レイ・フロンティア社独自のAIアルゴリズムにより、推測することができる。
また、ユーザーの負担を少なくして行動データを収集することもSDKの特徴の一つだ。
「位置情報取得の際にはスマートフォンのバッテリーの消費増が課題になります。
これを独自技術により1日平均3%まで抑制し、アプリユーザーの負担を軽減することに成功しました」

SDKの特徴

1日約3〜5%の
バッテリー消費

位置情報取得間隔
3〜5秒/回

AIによる多様な推定項目
(属性・移動・滞在)

無意識な行動データの抽出が有効な事業展開につながる

SKDにはAIによるデータ分析結果を活用したプッシュ通知機能もあり、大企業も含めた多くの企業に導入が進んでいる。
「サントリー食品インターナショナル様が運営するアプリへSDKが導入され、サントリー緑茶『伊右衛門 特茶(特定保健用食品)』の『特茶 健康チャンスNAVI』アプリがリリースされました。SDKで得られたユーザーの行動情報をもとに、運動から離れているユーザーに対して、プッシュ通知で運動を促すというシステムが入っています」
また、三菱UFJ信託銀行が推進するデータ事業へも、レイ・フロンティアの信頼性が認められ導入されている。
「弊社は『Dprime』アプリへのSDKの導入と、データの管理を行っています。三菱UFJ信託銀行様の厳正な審査を通過した企業がそのパーソナルデータを活用することになるのですが、そのデータはユーザーが応諾した企業のみに個人が特定されない形で提供され、ユーザーは新しい体験や自分に合った商品・サービスを受け取れるという仕組みです」
双方の事業には「無意識」というキーワードが隠されている。
「人間の行動データには、その人自身も気づかない意識が隠されています。
そういった無意識を、ユーザーが納得するサービスで獲得できるアプリを設計することが技術と同じくらい大事なことだと思います」

「SilentLog Analytics」の管理画面。新宿付近の一定時間の人流を抽出したもので、黄色の点が徒歩、青が乗り物、白が滞在を意味する。右側は抽出したユーザーの属性が示されている。

技術提供だけでなくサービス全体の構築も可能

そのほか、移動サービスなどをデジタル技術で組み合わせた観光型のソリューションサービスをゼンリンと手がけている。
「ゼンリン様と開発した観光型Maas『STLOCAL』があります。これは、長崎市の観光エリアの定番スポットから路地裏のスポット巡りまで、さまざまなローカル情報を提供するサービスです。弊社はゼンリン様の鮮度と精度の高い地図データと、行動データを利用することで、現状の定性的なアプローチに加えた、観光客の動向把握と将来予測など高度な分析が可能となりました」
この事業では、技術提供だけではなく、ユーザーインターフェースの設計からデザインまですべてを行っている。STLOCALは、観光地周遊ルート表示やその際の最適な交通ルート設定、必要なチケット決済など、移動に関することがアプリ上で完結できる。今後は、アプリを活用している事業者は、観光客の分析データを活用したマーケティングツールの利用が可能となる。
さまざまなタイプのソリューションを開発するレイ・フロンティア。同社は技術力だけでなく、サービスの成長も含めた一括のソリューションを提供できるのが強みだ。
「弊社は技術を提供するだけでは終わりません。周辺のアプリ開発、UI/UX設計、またリリース後のサービス成長支援も含めたパッケージングで、位置情報の技術を活用したサービス提供に注力していきたいと思います」

防災情報通知機能が
追加された毎日を振り返る
アプリ「SilentLog」。

個人や自治体に特化した
防災アプリ機能をリリース

レイ・フロンティアでは、今後も起こることが想定される災害に着目し、同社が運営するライフログアプリ「SilentLog」へ新たな機能を追加した。
SilentLogは本来、自分がどこを歩いたかを確認する機能をもつアプリ。よく行く地域などの個人の行動情報に対して、国の許可を得て総務省の「Lアラート」からの災害情報を配信する仕組みを導入した(特許出願中)。防災意識の向上に役立つ機能であり、外部のアプリへも簡易的に導入可能なことから注目を集めている。

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